「やるからにはとことん!」 石原さとみ大胆変身 [思い]
女優、石原さとみ(21)が沖田総司を演じる主演舞台「幕末純情伝」の最終通しけいこが12日、東京・新橋演舞場で行われ、めくるめくエクスタ“シーン”を披露した。坂本龍馬役の真琴つばさ(43)をはじめ、共演俳優の上になり下になり、はては、胸をもまれ、股間に顔をうずめられ…。製作発表時、演出のつかこうへい氏(60)が「淫乱な顔」と評した“新たな一面”をいかんなく見せつけた。
清純派で知られるさとみが、つかマジックでこれほど変わるのか。
1幕目からアクセル全開だ。裾さばきも気にせず、着物姿で刀を振り回し男たちを斬りまくる。
真琴扮する龍馬とのキスシーンでは、いやいや唇を合わせる龍馬に「舌入れんかっただろ! わたしは舌を入れてもらえない女なんだ!」とすね、「子供作らねーか」とねだってみせる。
さらに、龍馬の暗殺を依頼した秋月兼久(武田義晴)に、浴衣の上から左胸をもまれ、秋月の顔が徐々に下半身に下りていくと、恍惚の表情を浮かべる。「感じやすくて悪いか!」と啖呵を切る姿も美しい。
圧巻は4人の男と次々と絡み合い、あえぎ声をあげながら、刺し殺す場面。「アッ、アッ」と漏れる声は、これまでのさとみのイメージをがらりと変えた。
「幕末純情伝」は、新撰組の隊士、沖田総司が女だったという大胆な設定で幕末の志士たちを描くつか氏の代表作。つか氏の演出は18年ぶりだが、自ら再び演出を手がける原動力となったのが、さとみの存在だ。
つか氏は6月の製作発表でさとみを「この人とやりたい。この人となら心中してもいい」と絶賛。「ひとつ間違えたら、淫乱な顔をしている」と“清純派”の陰に隠れた別の面を引きだそうとたくらんだ。
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